重ね煮って?重ねてひにかけるだけ。野菜本来の旨味を引き出す重ね煮はとっても便利

重ね煮とは?

野菜を層にするのはなぜ?

重ね煮は野菜の旨みを最大限に引き出す調理法の一つです。

切った野菜を鍋に層にして重ね、ほんの少しの塩をふり、野菜の水分だけで蒸し煮します。

野菜の皮はできるだけむかず、食べられる部分はすべて使います。

こうしてできた重ね煮は、具材としてはもちろんのこと、旨みの素として活躍します

まとめて作って、アレンジできます。冷蔵庫で5日間保存できます。(冷凍もできます)


基本の重ね煮の材料

野菜を層にするのはなぜ?
自然塩(小さじ1弱)
人参  200g(せん切り)中1本程度
玉ねぎ 600g(まわし切り)中3個程度
きのこ 200g
自然塩(小さじ1/4弱)

*野菜をよく見てさわって、すべての野菜が同じ時間で煮上がるように、バランスを考えて切る大きさを決めます。

*きのこはお好みのもの、組み合わせてもOK。

お野菜を重ねる順番

野菜を鍋の中で対流させ、調和させて甘みを引き出すので、重ねる順番が決まっています。

 育つ家庭で上に伸びる野菜(きのこなど)や鍋の下層、下に伸びる野菜(人参など)は上層にします。

お野菜を重ねる順番
お野菜を重ねる順番
塩  自然塩
根菜 ①大根、切り干し大根②玉ねぎ③人参④ごぼう⑤れんこん
いも類  ①じゃがいも②里芋③さつまいも④かぼちゃ
葉類 ①キャベツ②白菜③ねぎ
果菜 ①なす②トマト③きゅうり④豆類とその加工品(油揚げなど)
海藻  ひじき、こんぶなど
きのこ  しいたけ、干ししいたけ、えのき、しめじ、エリンギなど
こんにゃく こんにゃく、糸こんにゃく
自然塩

*若い数字の順に下から重ねます。(あくまで原則です)

*ほうれん草、ブロッコリー、ゴーヤなどは不向きです。

さっそく重ね煮にチャレンジ♪

【準備するもの】

◎土鍋、ステンレス、セラミック、ホウロウ

◎厚みがあるものがおすすめ

◎寸胴型を。上が広がっている鍋は不向き

◎ふたは穴があいておらず、本体とぴったり密着しているものを。(穴がある場合は箸などでふさいで)

自然塩を(海水塩がおすすめ)重ね煮に振る塩は旨みを引き出すための塩なのでミネラル豊富なものを!

*鍋の容量およそ2.4ℓの場合の目安量です

重ね塩


弱火で30〜40分。(野菜の量や季節に寄って変わってきます)人参が甘くなっていたら出来上がり!

蓋をする時「美味しくな〜れ♪」と声かけると更に美味しくなりますよ♪
火からおろしたらサッと底からかき混ぜ、手早くバットに移して完成です。

冷蔵庫で5日程保存出来ますので色んなアレンジ料理が手早く作れます☆